ヒメボタルとゲンジボタルの違いをご存知ですか?
ゆっくりと発光する水生のゲンジボタルに対して、山や森林にいるヒメボタルは、まるで夜空に輝く星のように、チカチカと素早く光を点滅させることが大きな特徴です。
またヒメボタルはゲンジボタルよりひとまわり小さく、1cm以下しかありませんが、真っ暗闇の森に浮かぶ無数の光の明滅は、とてつもなく神秘的な光景です。
「西都原ひめ蛍を守る会」の方々の保護活動によって、西都原古墳群では毎年たくさんのヒメボタルが古の森に瞬きます。
古代の雰囲気を感じながら、ホタルの光と古墳の歴史が織り成す幻想的な風景を楽しんでみてください。
【現在わかっている最新情報】
- 例年の見頃:5月初旬~5月中旬
- 時間帯:19時~20時30分
- ホタルの種類 : ヒメボタル
- イベント(2024年):未定
※ホタル鑑賞会がある年もある - 入場料:無料
- 駐車場:「このはな館」乗用車700台(無料)
この記事では、2024年の「西都原古墳群のホタル」の飛来状況などを、わかり次第お伝えしていきます。
「西都原古墳群のホタル」の飛来情報!鑑賞の見ごろや時期、時間の詳細

西都市にある西都原古墳群は、日本で最も大きな古墳群の一つです。
この広い地域には300以上の墓があり、それらは国の重要文化財に認定されています。
中でも男狭穂塚(おさほづか)と女狭穂塚(めさほづか)の伝説は有名で、この塚は美しいコノハナサクヤヒメに恋をした鬼が、彼女への愛をこめて一晩で作ったというロマンチックな言い伝えがあります。
この男狭穂塚・女狭穂塚あたりの森を、恋の光を点滅させながらヒメボタルが乱舞します。
毎年一週間ほど、夢のような光景が広がります。これらのヒメボタルは素早く点滅する光が特徴の陸生種で、水生種であるゲンジボタルが川で見られるのに対し、山や森で見ることができます。
- 例年の観賞時期(見ごろ):5月初旬~5月中旬頃
- 時間帯:19時~20時30分
- ホタルの種類:ヒメボタル
- イベント:未定
※ホタル鑑賞会がある年もある - 所在地:西都原古墳群
〒881-0005 宮崎県西都市三宅
0983-42-0024 - 入場料: 無料
- 交通案内:
【公共交通機関】
●JR高鍋駅から宮崎交通バス「西都バスセンター」方面乗車、「本町」下車(31駅約36分)、徒歩34分(2.3km)
【車】
●西都ICから約分(6.9km) - 駐車場:「このはな館」乗用車700台(無料)
2024年「ひめ蛍観賞会」情報

2024年の「ひめ蛍観賞会~ひめ蛍の恋に誘われて~」の開催は未定です。
わかり次第こちらでお知らせいたします。
2019年の「ひめ蛍観賞会~ひめ蛍の恋に誘われて~」の内容は
2019年の「ひめ蛍観賞会~ひめ蛍の恋に誘われて~」の詳細は以下の通り。
【イベント概要】
●参加費:200円(3歳以下無料)
●定員:100名
●集合:ガイダンスセンターこのはな館
●その他:雨天中止
●スケジュール
・18:30…受付開始
・18:50…あいさつ、説明
・19:00…ひめ蛍の勉強会
・19:30…ひめ蛍観賞会場へ移動
・20:15…クイズ大会(景品あり)
・20:30…解散
●準備するもの
・長靴
・長袖
・長ズボンなど
●事前申し込み:必須
●主催:妻北地域づくり協議会 0983-30-3090
西都原古墳群へのアクセス・駐車場情報

- 所在地:西都原古墳群
〒881-0005 宮崎県西都市三宅
0983-42-0024 - 交通案内:
【公共交通機関】
●JR高鍋駅から宮崎交通バス「西都バスセンター」方面乗車、「本町」下車(31駅約36分)、徒歩34分(2.3km)
【車】
●西都ICから約分(6.9km) - 駐車場:「このはな館」乗用車700台(無料)
ひめ蛍観賞のお約束(看板より)
古墳に舞う「ひめ蛍」を大切にしましょう!
生息地入場前に必ずご確認ください。
ホタルは「光」が苦手!

月の光さえも嫌いで、満月の夜は森から出てきません。
●「車のライト」「カメラのフラッシュ」「懐中電灯」などは厳禁。
●スマホや携帯での撮影禁止(そもそも写りません)
●光が漏れない設定のできる「一眼レフ」のみ撮影OK!
ただし一般鑑賞者へ配慮した撮影をしてください。
駐車場は「このはな館」を利用し、桜並木や道路に車をとめない
所在地:〒881-0005 宮崎県西都市三宅4941−1
※「このはな館」は西都原古墳群の敷地内にあります。
長袖・長ズボン・長靴(靴)を着用してください

ホタルの棲息地は森の中です。
マムシ、ダニ、ムカデ、蚊がいるので、肌を露出しない服装を着用してください。
ホタルはつかまえないでください
言うまでもありませんが絶対にやめましょう。
すべて自己責任で観賞してください

観賞時の事故・トラブルなどについて、「西都原ひめ蛍を守る会」の方々、関係者の方々は一切の責任について関与しません。
各自注意事項を読み、理解した上でしっかりと準備して観賞してください。
ホタル環境保護募金にご協力をお願いします
次世代の大人から子供までつなげられるよう、「美しいヒメボタルと自然を守りたい」と思っていただけたら幸いです。
ホタル期間中は夜間交通規制あり

西都原古墳群に棲息する準絶滅危惧種「ひめ蛍」の繁殖期保護と、鑑賞者交通事故防止のため、例年ホタルが飛ぶ時期(繁殖期)になると夜間車両通行止め実施しています。
2024年の情報は、わかり次第こちらでお伝えいたします。
- 通行止め区間:西都市道御陵墓周回線(御陵墓東)
- 期日(2023年):2024年5月4日(土)~17日(金)
- 時間: 19:00~21:00 ※蛍の発生状況により日程の変更あり
鑑賞者駐車場(このはな館駐車場)に向かう際にはご注意ください。
西都原ひめ蛍を守る会
準絶滅危惧種であるヒメボタルと、その環境を守ってくださっているボランティア団体の方々です。
ヒメボタルの繁殖期はもちろん、1年を通して保護活動をしてくださっています。
まとめ
ヒメボタルはゲンジボタルよりひとまわり小さく、1cm以下しかありませんが、真っ暗闇の森に浮かぶ無数の光の明滅は、とてつもなく神秘的な光景です。
「西都原ひめ蛍を守る会」の方々の保護活動によって、西都原古墳群では毎年たくさんのヒメボタルが古の森に瞬きます。
観賞の際にはルールを守り、地元の皆さんが大切に守ってきた自然の中で、初夏の訪れを知らせる独特の美しい光景をぜひ堪能してみて下さい。
最後まで読んでくださってありがとうございました。