最近、「【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします」という件名のカード会社からのメールが、フィッシング詐欺ではないかとの報告があります。
この種の詐欺メールは、リンクをクリックさせることを目的としていますので、リンクをクリックすることは避けて警戒してください。
本記事では、「株式会社ジェーシービー」からの「AEON CARDカードのサービス制限」を装った疑わしいフィッシング詐欺メールの特徴について説明します。
疑わしいメールを慎重に確認し、内容を見極めましょう。
【記事のポイント】
●受け取った「AEON CARDカードのサービス制限」メールがフィッシング詐欺の可能性がある
●偽メールは、カード会社を装い、個人情報の盗取を試みています
●リンクを開くと偽のサイトに誘導され、情報漏洩のリスクが生じます
●メールの送信元や文面の不自然な点に注意が必要
●クレジットカード情報が漏れた場合は、すぐにカード会社に報告し、不正利用を防ぐための対策を取ること
「AEON CARDカードのサービス制限」メールの疑わしい特徴

「【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします」というメールには以下の怪しい点があります。
・宛先に具体的な個人名が記載されていない
・文面に違和感がある
・メールアドレスが一般的なフリーメールである
詳細を解説いたします。
宛先に具体的な個人名が記載されていない
フィッシング詐欺を目的とした迷惑メールは、多くの場合、具体的な宛名を避け、「お客様」などの一般的な表現を使用します。
信頼できる企業からのメールでは、通常、個別の名前が記載されているのが一般的ですが、詐欺師にはそのような情報はありません。
文面に違和感がある
迷惑メールをよく見ると、不自然な日本語が使われていることがあります。
例えば、今回のメールでは「お客様のアカウントのに登録された電話番号にご連絡いたしましたが、お客様に連絡を取ることができませんでした.ご連絡させていただきました。」という不自然な表現が見られることがあります。
また、「このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、サービスのご利用を一部制限させていただき、お客様のアカウントのに登録された電話番号にご連絡いたしましたが、お客様に連絡を取ることができませんでした.ご連絡させていただきました。」という読点「、」だらけの読みづらい内容も特徴的です。
その他、迷惑メールによっては、誤った漢字の使用など、不自然な点が多く見られることもあります。
フリーメールを使用した差出人
迷惑メールの多くは、差出人が怪しげなフリーメールアドレスを使用している点が特徴的です。
例えば、メルカリや株式会社メルペイを装ったメールが存在しますが、これらは teighpaga@hotmail.com のようなフリーメールアドレスから送信されることがあります。
フィッシング詐欺を目的としたメールでは、メールアドレスのドメイン(@の右側)が一般的な企業名ではなく、意味不明な文字列で構成されていることがあります。
イオンカードの公式サイトによると、イオンカードからのメールのドメインは以下のようになっているようです。
送信元メールアドレス | 案内内容 |
---|---|
userid@aeon.co.jp | イオンスクエアメンバー登録完了、ID変更、ID退会完了、本人認証サービス(3Dセキュア)登録完了メール |
aeon@aeon.co.jp | お問い合わせフォーム、イオンウォレット認証番号のご案内・認証完了メール、暮らしのマネーサイト各種お手続き完了メール(カードお切替え、iD申込、イオンスクエアメンバーIDへのカード追加・削除) |
aeoncard_info@aeon.co.jp | ネット(暮らしのマネ―サイト)からのカード申込完了メール、イオンウォレット即時発行カードの審査完了メール |
card_store@aeon.co.jp | 店頭(タブレット)からのカード申込完了メール |
statement@email.aeon.co.jp | Web明細ご利用による請求額案内メール |
honkaku@aeon.co.jp | カードお受取り方法に関するお知らせメール |
thanks@aeon.co.jp | ワンタイムパスワードのご案内・認証完了・追加認証、ポイント交換、友人紹介、家族カードお申込み完了、上記以外オンラインサービス登録(受付)完了メール |
aeoncard_info@aeon.co.jp | イオンウォレット即時発行カードの審査完了メール |
information@email.aeon.co.jp information@ma2.email.aeon.co.jp | イオンフィナンシャルサービスからのお知らせメール(キャンペーンや各種サービス情報など) |
information@use.email.aeon.co.jp | カードご利用通知サービス |
受信メールの真偽を判断する方法

不審なメールを受け取った際は、そのリンクをクリックせずに直接イオンの公式アプリやウェブサイトで情報を確認することが推奨されます。
PCを使用する場合は、信頼できるブラウザのブックマークから安全にアクセスし、公式のマイページで通知を確認してください。
不審に思った場合は、イオンカードの公式サイトの「よくある質問ページ」で確認するか、公式サイトにログインして問い合わせてみると良いでしょう。
個人情報の誤提供後の対応策

個人情報やクレジットカード情報を誤って提供してしまった場合、直ちにカード会社に連絡し、必要な措置を講じることが重要です。
クレジットカード裏面のサインがないと、不正利用の際の保障を受けられないことがありますので、サインは必ずしておくべきです。
一度個人情報を提供してしまうと対処は限られますが、情報漏洩により迷惑メールや不審な電話が増えることもあり得るため、常に警戒が必要です。
イオンカードを装った怪しいメール全文を公開
件名:【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします
【AEON CARDカード会員サービス】利用いただき、ありがとうございます。 このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、サービスのご利用を一部制限させていただき、お客様のアカウントのに登録された電話番号にご連絡いたしましたが、お客様に連絡を取ることができませんでした.ご連絡させていただきました。 ご回答をいただけない場合、サービスのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。 |
ご利用確認はこちら |
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。 ================================== 株式会社ジェーシービー 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア 〒107-8686 ※このメールアドレスは「配信専用」です。 返信メールでのお問い合わせには返答しかねますので、ご了承ください。メール配信停止はこちら ☆★╋╋…‥・━╋…‥‥・・・☆★・★☆・・・‥‥…╋━・‥…╋╋★☆ |
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警告!「【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします」というメールは詐欺」のまとめ
「【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします」というタイトルで、カードの利用制限を知らせてくるメールが、フィッシング詐欺である可能性が指摘されています。
このタイプのメールには以下のような怪しい特徴が見られます。
●宛先に具体的な個人名が記載されていない
●文面に誤字や不自然な表現が含まれている
●差出人のメールアドレスがフリーメールである
イオンカードや他のサービスから怪しげなメールが届いた場合、不安や心配を感じることもあるでしょう。
もし不審に思うことがあれば、速やかにイオンカードの公式問い合わせ窓口に連絡することをお勧めします。
受け取ったメール内のリンクはクリックせず、まず信頼性をしっかり確認してください。この情報がインターネットを安全に利用するための手助けとなることを願います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。