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山の日の意義と祝日としての選定理由!8月11日の歴史

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新たに国民の祝日に加わった「山の日」は、毎年8月に設定されています。

「山を楽しみ、自然の恵みに感謝する」ことを目的としていますが、具体的な背景はあまり知られていません。

以前は6月と8月に公的な祝日が存在しなかったため、2016年から山の日が導入され、新たな休日が設けられました。

この記事では以下の項目について解説します。

・山の日はいつ?ハッピーマンデーの対象?
・山の日が設定された背景
・8月11日に選ばれた理由
・山の日の制定背景

山の日は毎年いつか

現在、山の日は固定で毎年8月11日に設定されており、次のような日程です。

・2023年8月11日:金曜日
・2024年8月11日:日曜日
・2025年8月11日:月曜日

地域や職場によって異なりますが、一般的にお盆休みは8月13日から16日までです。

山の日(祝日)の導入により、場合によっては週末と合わせて長期休暇を取ることが可能になります。

山の日はハッピーマンデーの対象?

ハッピーマンデー制度とは、特定の祝日を月曜日に移動させ、連休を楽しむことができる制度です。これにより、休日を有意義に過ごすことが可能となり、経済的なメリットも期待されます。

例えば、海の日は元々7月20日でしたが、2003年からハッピーマンデーにより7月の第3月曜日に変更されました。

現在、山の日はハッピーマンデーの対象外で、毎年8月11日に固定されています

山の日がハッピーマンデーの対象外である理由は、「国民の祝日を週の月曜日に移動させる法改正」が関係していますが、今後この制度が適用される可能性も否定されていません。

ただし、お盆休みとの調整や、元々の候補日であった8月12日との重複が考慮されています。

山の日が国民の祝日となった経緯

山の日は2014年5月に制定され、2016年から国民の祝日として迎えられるようになりました。

成立してから祝日として施行されるまでにはタイムラグが存在しましたが、その主な理由は以下の二点です。

・社会全体での認知を深めるための準備期間

・翌年度のカレンダー制作に間に合わせるため

日本国内のカレンダー制作は通常、毎年2月に完成するため、5月に制定された山の日はその年のカレンダーには間に合わず、翌2016年から施行されることになりました。

山の日の意義と活動

山の日は、山とのふれあいを通じて自然の恵みに感謝する日です。

この日は単なる登山の日に留まらず、川でのアユ釣りも山の自然が生み出す恩恵の一つとして挙げられます。

トレイル、キャンプ、山間部の散策、また、山を源泉とする名水で造られる日本酒など、多様な活動がこの日の祝祭に含まれます。

なぜ山の日は「8月11日」に決定されたのか

元々、山の日の日付設定には、6月など複数の案がありました。

6月初旬が候補に挙がっていた理由は、多くの地域で山開きの時期であるためです。

しかし、企業などからの反対意見もあり、別の日付への調整が求められました。

有力だったのは、お盆休みとの調整がしやすい8月12日でしたが、この日は日本航空123便の墜落事故が発生した日と重なり、その日を祝日とすることに反対意見がありました。

結果、事故の前日である8月11日が選ばれ、夏の登山シーズンに合わせた日程としても適切であるとされました。

山の日の設立背景

山の日の設立は、日本山岳会などの山愛好団体の提案によって始まりました。

日本は海にも山にも囲まれている国であり、海の日があるにも関わらず山の日がなかったため、これらの団体が新たな祝日の創設を推進しました。

2024年は山の日のおかげで最大9連休も

通常、お盆休みは8月13日(盆の入り)から8月16日(盆明け)までの4日間です。

2024年では、「山の日」が8月11日(日曜日)に設定されているため、12日は振替休日となります。そのため、「山の日」に先立つ8月10日(土曜日)から12日(月曜日)まで3日間の連休があります。

この連休の直後にお盆休みが続き、さらに8月16日が金曜日であるため、続く土日を合わせて8月10日から18日まで最大で9日間の長期休暇が可能です。

ただし、お盆休みは法定の休日ではなく、地域によっては具体的な日程に差があるため、この点には留意が必要です。

まとめ~山の日の日付に込められた意味

お盆休み直前に設定された山の日は、もともと8月12日に設定される予定でしたが、過去の悲しい出来事と日付が重なるため、一日早い8月11日に変更されました。

この変更により、8月にも休日が増え、多くの人々がこの変更を歓迎しています。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。