多くの人は新車の納車日を選ぶ際、吉日や凶日を気にします。
新車を「友引」の日にお迎えしたいと考えている方にとって、その日が幸運かどうかというのは大きな問題です。
新車が友引の日に届くように設定するのであれば、どの時間帯が適切なのでしょうか？
そして、注意すべき点はあるのでしょうか？
「大安」は広く知られた吉日ですが、実は「友引」も「大安」に次いで縁起が良いとされています。
ただし、時間帯によっては注意が必要です。
友引は基本的には吉日とされています。
ですが、午前11時から午後1時の間だけは「凶」とされているのです。
（この時間帯を避けて入籍や結婚式の開始を計画する人もいます）
とはいえ、あまり吉凶にとらわれすぎてしまうとタイミングを逃してしまい、「新車がいつまでたっても届かない」といった事態も考えられます。
この記事では、「友引」の日に気持ちよく新車をおむかえするための、適切な時間帯や、縁起の良しあしについて詳しく解説します。
また、「友引」以外の日の縁起や時間帯の決定方法などについても説明します。
友引の日に新車を受け取って問題ない？
「友引」は「ともびき」または「ゆういん」と読みます。
元々「共引」と書かれ、「引き分け」という意味があったようです。
それが時代を経て「友引」と書かれるようになり、「友を引き寄せる」という意味が一般的になりました。
このため、慶事に適しているが、弔事には向かないとされるようになりました。
友引は暦に記された「六曜」の一つです。
六曜は「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」と繰り返し、日々の吉凶を示します。
ただし、これには科学的根拠はありません。
結論として、友引の日に新車を受け取ることに問題はないと言えます。
ただし「縁起が悪い」というのは六曜の範囲内の話で、日取りにこだわる必要はありませんが、それでも縁起を重視する方にとっては、友引の日がどれだけ吉とされているかを詳しく知る価値はあるでしょう。
友引に新車を受け取ると吉日とされる理由は？
新車が届く日として、最もポピュラーで安心できる日は「大安」です。
大安が吉日であることは広く知られていますが、友引も吉日とされており、多くの人が新車の納車日に設定しています。
友引は元々「留引」に由来し、「引き分け」を意味することから、平穏な日とされています。この性質が新車の引き渡しにも適しています。
友引の日は「友を引く」という語呂合わせから、葬儀を避ける風習があります。
ですがこれは、新車の引き渡しには不吉とはされていません。
一部では「凶事に友を引く」と解釈されることもありますが、時間帯に注意すれば「友引」の日に新車を届けてもらうことに問題はなく、縁起が良いと言えます。
それでも気持ちの問題で避けたいと思うのであれば、その感覚を大事にして、「大安」の日を選びましょう。
友引に新車を受け取る最適な時間帯は？
友引の日に新車を受け取る際、適切な時間帯の選定が重要です。
午前11時から午後1時の間は「凶」とされているため、この時間帯の引き渡しは避けるべきです。
理想的には、午前中の早い時間に手続きを済ませるか、午後1時を過ぎてから受け取るのが望ましいです。
車の引き渡しには説明や点検も含まれるため、早めに始めることをお勧めします。
午前11時前に手続きを開始すると、その後の説明や手続きが11時を過ぎても安心です。
友引の日に車を届けてもらう際の留意点は？
友引の日に新車を受け取る際、午前11時から午後1時の間は避けることを推奨します。
これはこの時間帯が「凶」とされるためで、納車は朝早くか午後の時間帯に行うことが理想的です。
交通状況により車の到着が遅れる可能性もあるため、余裕を持ったスケジューリングが重要です。
早朝に納車を完了させた場合、その日のうちにお祓いを行うことも一つの選択肢ですが、急ぐ必要はありません。
車のお祓いは必要か？
車のお祓いは交通安全を祈願するもので、必ずしも事故を防ぐわけではありません。
お祓いを受けた方が安心感を得ることはありますが、事故に遭うリスクは完全には排除できません。お祓いを受けたい方は、神社やお寺で行うことが推奨されます。
初穂料は通常3,000円から5,000円程度で、お守りがセットになっています。
また、お祓いの日にも大安や友引などの吉日を選ぶことが多いです。
納車からある程度の時間が経過してからでは、「もっと早くお祓いに行っていれば」と後悔することがあるため、納車後1～2週間以内に行うのが最適です。
新車の納車日選びと六曜の意味
納車は重要なイベントであり、多くの人が吉日を選んで行いたいと考えています。
六曜に詳しくない人も多い中、一部の人は早く車を手に入れたいと考える場合もあります
納車日を吉日に合わせるか、早めに受け取るかは個々の選択に依存します。
ここでは、納車日の選び方について解説します。
大安
六曜の中で最も吉日とされる日です。この日は一日中吉とされるため、いつ納車をしても問題ありません。
先勝
この日は午前中（六曜の規定では午後2時まで）が吉時とされ、午後は凶とされます。午後2時以降の納車は避けましょう。
先負
先勝と反対で、午後の時間帯が吉とされます。納車をするなら午前中は避け、午後2時以降が望ましいとされています。
赤口
午前11時から午後1時までが吉時間ですが、「赤」という文字が不吉な印象を与えるため、納車には不向きとされています。
仏滅
六曜の中で最も不吉とされる日です。この日に新車をお迎えすることは、避けた方がいいかも知れません。
友引に納車を考える際のポイントまとめ
友引の日に納車を計画している方々へ。
友引は大安に次ぐ吉日とされており、納車に適していますが、午前11時から午後1時の間は避けるべきです。
また、「友を引く」＝「友を轢く」という言葉遊びから避ける人もいますが、友引は本来「留引」として平和な日を意味しています。
納車日を選ぶ際は、縁起をなにより重視するなら「大安」、ただし「大安」は希望者も多いため混みあい、受け取りが遅くなることもあります。そのため「友引」も適切な選択といえますので、よろしければ検討してみてください。
最も大切なのは、新しい車との初めての出会いを楽しむことです。
ぜひ安全に楽しんでください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
