本稿では、おすすめの遠近両用メガネのメーカーに注目しています。
遠近両用メガネは、遠視と近視の両方をカバーするため、一つのレンズに複数の焦点を持たせています。
このため、複数のメガネを持ち歩く必要がなく、大きなメリットとなっています。
また、自然な外見で、外出時も違和感が少ないです。
「老眼鏡はちょっと…」と感じている方には、特に適した選択肢です。
今回は、どこで遠近両用メガネが購入できるか、おすすめのメーカーはどれかを紹介します。
購入の際のポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
遠近両用メガネの購入先

遠近両用メガネは、さまざまな眼鏡店で取り扱われています。
店舗により、様々な特性を持つ遠近両用メガネがあり、多くの店を訪れて実際に試すことをお勧めします。
ここでは、以下の5つの眼鏡店を紹介します。
・JINS
・Zoff
・OWNDAYS
・眼鏡市場
・メガネの愛眼
それぞれの店舗の特徴について詳しく見ていきます。
JINS
・3,000種類以上のフレーム
・薄型非球面レンズが標準で無料
・多くの店舗と充実したメンテナンス
・オンラインでの商品ラインナップが広い
多種多様なフレームを提供するJINSは、手頃な価格でスタイリッシュなメガネが作れることで知られています。
薄型非球面レンズが標準で、高度数の場合でも追加費用がかかりません。
国内に483店舗を展開している(2024年2月現在)ため、アフターケアも充実しています。
また、オンラインストアも充実しており、「バーチャル試着」を利用して、店舗に行かなくてもぴったりのフレームを選べます。
JINSの遠近両用メガネのオプション
JINSでは、用途に応じた様々なレンズを提供しており、適切なレンズをスタッフが提案します。
種類 | 価格(フレーム代別) | 特徴 |
---|---|---|
遠近両用レンズ | 5,500円 | 歪みが少なく初心者にも扱いやすい。 |
JINS極上遠近レンズ | 22,000円 | 視界が広く、超薄型で軽量。度数が高い方に最適。 |
「JINS極上遠近レンズ」は価格が高めですが、フェイスラインにフィットし、スタイルを重視する方にもおすすめです。
Zoff
・スタイリッシュで控えめなフレームデザイン
・ブルーライトカットレンズ無料提供
・多彩なコラボアイテム
・充実したアフターサービス
Zoffは、オシャレでありながらも派手すぎないフレームが特徴の眼鏡店です。
どんな服にも合わせやすく、さまざまなシチュエーションで使えるデザインが魅力です。
通常は有料のブルーライトカットも、Zoffでは無料で施されます。
また、有名キャラクターやブランドとのコラボ商品も豊富で、Zoffの大きな魅力の一つとなっています。
商品の保証期間は長く、JINSが提供する半年の保証に対して、Zoffでは1年間の品質保証があります。
Zoffの遠近両用メガネのオプション
Zoffでは、「スタンダードタイプ」と「ハイクラスタイプ」の遠近両用メガネを提供しています。
種類 | 価格(フレーム代別) | 屈折率と特徴 |
---|---|---|
スタンダードタイプ | 6,600円/1.60 11,000円/1.67 15,400円/1.74 | 視野が広く、歪みが少ない。初心者向け |
ハイクラスタイプ | 11,000円/1.60 15,400円/1.67 19,800円/1.74 | 遠用と近用の度数差による歪みを低減。自然な視野を実現。度数が強い方向け |
屈折率が高いほどレンズが薄く、見た目が自然になります。
価格は上がりますが、視覚的な快適さを求める方には高屈折率レンズがおすすめです。
OWNDAYS
・最新トレンドのフレームが目白押し
・薄型非球面レンズを基本料金に含む
・自己損害に対する保証制度
・LINEを通じた便利なデータ管理
OWNDAYSは、最新トレンドを取り入れたフレームの提供が特徴です。
無料で提供される薄型非球面レンズにより、ファッション性と機能性を兼ね備えた眼鏡が手に入ります。
保証制度も充実しており、購入後1年以内であれば自己責任での破損でも、半額で同じ製品を再購入できます。
LINEを用いたデジタル会員証や保証書の管理、完成通知なども手軽に行え、追加アプリのダウンロードは不要です。
OWNDAYSの遠近両用メガネのオプション
OWNDAYSでは、「遠近両用レンズ」「プレミアム遠近両用レンズ」「カスタムメイド遠近両用レンズ」の3種類を提供しています。
種類 | 価格(フレーム代別) | 特徴 |
---|---|---|
遠近両用レンズ | 6,000円 | 歪みが少なく、目の疲れにくい。初心者に適している |
プレミアム遠近両用レンズ | 12,000円 | 「両面制御設計」により、歪みとブレを最小限に抑え、自然な視野を提供 |
カスタムメイド遠近両用レンズ | 18,000円 | 顧客の目のデータに基づいて最適な視野を設計。 特にデジタル機器の使用が多い方に推奨。 |
OWNDAYSでは、度数調整だけでなく、使用者の目の位置や作業距離に基づいて最適な遠近両用メガネを「セミオーダー」で提供しています。
眼鏡市場
・国内最大級の店舗数と売上
・30種類以上のプレミアムレンズ選択可能
・充実した補償制度
・無料の精密視力検査やメガネメンテナンス
眼鏡市場は、国内で最も多くの店舗と売上を誇る眼鏡チェーン店です。
追加料金無しで利用できる超薄型レンズや遠近両用レンズの提供が主要な特徴の一つです。
28項目をカバーする詳細な視力検査を無料で行い、顧客に最適な眼鏡を提案します。
1年間の品質保証や自損補償も提供しており、無料のメガネクリーニングや鼻パッド交換など、アフターサービスも充実しています。
眼鏡市場の遠近両用メガネのオプション
眼鏡市場で提供される「ストレスフリー遠近」レンズは、使用者の目の年齢に応じた設計が施され、視線の自然な動きに対応することで快適な使用感を実現しています。
このレンズは、単焦点レンズのような快適さを提供し、「目の疲れにくい」と高く評価されています。
「ストレスフリー遠近」レンズは追加費用なしで、フレームとレンズのセットで13,200円から提供されています。
メガネの愛眼
・ユニークな製品ラインナップ
・13,200円以上で薄型非球面レンズ基本料金内
・高額製品も多数取り扱い
・親切丁寧なカスタマーサービス
メガネの愛眼は、「ねころりん」や「FORゆ」など、特異なデザインのメガネを開発しています。
13,200円以上の商品購入時には、追加費用なしで超薄型レンズや遠近両用レンズが含まれています。
製品の価格範囲が広く、30,000円以上の高価なメガネも扱っており、スタッフが質の高いフィッティングとカスタマーサポートを提供しています。
メガネの愛眼の遠近両用メガネのオプション
メガネの愛眼では、顧客の生活スタイルや年齢に合わせた遠近両用レンズを多様に提供しています。
ライトタイプ:軽い度数設計で初心者も使いやすい。
バランスタイプ:遠方視を重視し、長い視野を提供。運転が多い方に適しています。
バランスR:中間距離を重視して、広い視界を実現。主に室内での活動に推奨。
ベルーナクリエージ:遠近両用で自然な視野を提供。デスクワークが多い方に最適。
13,200円以上のフレームを選ぶと、追加料金なしでこれらのレンズを選択できます。
レンズのみの交換の場合、13,200円からの料金が適用されます。
遠近両用メガネの推奨メーカー

遠近両用メガネを提供するメーカーごとに、異なる視覚体験が得られることをご紹介します。
各メーカーの公式サイトや地元の眼鏡店で直接レンズを試すことができます。
HOYA
長年にわたり国内でレンズを製造してきたHOYAは、進歩的な技術で知られています。
HOYAは、日本で初めて無線端を持つ累進多焦点レンズを市場に投入したメーカーです。
遠近両用レンズ「HOYALUX」シリーズは、3つの異なるタイプで21種類のレンズを提供しています。
- フィールド(全方位対応)
- シティー(中近距離重視)
- ルーム(室内専用)
HOYAのレンズは、広い視野と最小限の歪みを特徴としており、自然な着け心地を実現しています。
カスタマイズが可能な高品質レンズ「HOYALUX 極」や「HOYALUX 雅」は、「両面複合累進設計」を採用し、各個人のニーズに合わせた最適なレンズを提供します。
ニコン・エシロール
カメラ技術で有名なニコンとフランスのエシロールが共同で設立したニコン・エシロールは、革新的なレンズを提供しています。
遠近両用レンズ「バリラックス」シリーズは、最新技術を駆使しています。
2023年には、行動型AIを利用した世界初の高級レンズ「バリラックスXR」をリリースしました。このレンズは、100万人以上のデータに基づいて裸眼に近い視線移動を可能にする設計です。
「バリラックス」シリーズには、初心者向けの「コンフォートMAX」や、デジタルデバイス向けの「エムデザインフィット」などがあります。
セイコー
時計製造で世界的に知られるセイコーも、眼鏡レンズの開発に力を入れています。
高性能な「クロスサーフェス設計」を採用した上位モデルのテーラーメイドレンズは、視界のクリアさと自然な見え方を提供します。
この設計は、レンズの両面を精密に制御し、見え方の歪みや不安定さを大幅に減少させます。
セイコーは、使用者の生活環境や眼鏡の装着条件を考慮し、個々に最適なレンズを設計します。また、特定の年代や初心者に適したレンズも提供しています。
東海光学株式会社
東海光学株式会社は、日本国内で唯一のメガネレンズ専業メーカーとして知られています。
同社は、脳科学に基づいた「ニューロセレクト」レンズを提供しており、目と脳の関連を重視した設計がされています。
目の見え方と脳の処理の相互作用を分析し、それに基づいてレンズの周辺部分の視界をクリアにする設計が施されています。
このレンズは遠近両用時の不快感を軽減し、快適な使用感を提供しています。
東海光学は、初心者から経験者まで幅広いユーザーのニーズに応える16種類の遠近両用レンズを展開しています。
遠近両用メガネの購入時のポイント

遠近両用メガネを購入する際には、次の4つのポイントに注意が必要です。
- 使用シーンの特定
- テストレンズでの視界確認
- 予算の設定
- アフターケアが便利な店舗選び
これらのポイントについて詳しく解説します。
使用シーンの特定
遠近両用メガネを作成する際には、使用シーンを事前に明確にすることが重要です。
遠近両用メガネは、異なる焦点距離を一つのレンズにまとめているため、用途によって最適なレンズ選択が異なります。
使用目的が明確でないと、視野の狭さや歪みを感じやすくなり、使い心地に慣れるまで時間がかかることがあります。
例えば、運転、デスクワーク、読書など、使用するシチュエーションに応じてレンズを選ぶことが望ましいです。
購入前に、どのシーンで遠近両用メガネを主に使用するかをしっかりと考えることが、適切なメガネ選びに繋がります。
テストレンズを使った確認方法
各眼鏡店やレンズメーカーが提供するレンズの種類と見え方には差があります。
そのため、購入前には複数の店舗やメーカーのレンズを試すことが重要です。
購入先を決める前に、利用可能なレンズを実際に試してみてください。
メガネショップやレンズメーカーのウェブサイトで取り扱い情報を確認できます。
予算設定の重要性
遠近両用レンズの価格はメーカーによって大きく異なり、数千円から10万円以上の範囲で提供されています。
自分に合ったレンズを選ぶためには、予算の範囲内で最適な性能を提供するレンズを見つけることが重要です。
事前に予算を設定し、それに基づいてレンズ選びを行いましょう。
メンテナンスが便利な店舗の選択
遠近両用メガネの性能は、フレームの微細なズレによって大きく変わることがあります。
使用中にフレームがズレたり、ネジが緩んだりすることもあります。
そのため、フィッティングやメンテナンスが容易に行える、自宅や職場の近くの店舗を選ぶことをおすすめします。
まとめ
遠近両用メガネは多くの眼鏡店で取り扱われており、店舗によって価格や特徴が異なります。
HOYAやセイコーなどのレンズメーカーが開発した独自の技術を持つレンズも多数存在します。
レンズを選ぶ際には、使用するシーンを明確にし、適切なフィッティングが求められます。綿密な準備と相談を通じて、最適な遠近両用メガネを選び、快適な視界を確保しましょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。