最近、新たなハンバーガーチェーンが登場して注目を集めています。
長年親しまれてきた「ロッテリア」に加え、2023年に新たに誕生した「ゼッテリア」というブランドをご存知でしょうか？
名前の響きが似ているため、「どんな違いがあるの？」「味はどちらが好み？」と気になる方も多いかもしれません。
今回は、それぞれのブランドの成り立ちや、メニューの違いについて詳しくご紹介します。
ゼッテリア誕生の背景とロッテリアとのつながり
最初に押さえておきたいのが、この2つのチェーンの関係です。
「ゼッテリア」は2023年9月20日にスタートした新しいブランドで、その誕生には企業間の大きな動きが関係しています。
2023年4月1日、ロッテホールディングスは「ロッテリア」の事業を、すき家やココスなどを展開するゼンショーホールディングスに譲渡しました。
この流れを受けて登場したのが「ゼッテリア」です。
名前の由来には2つの説があり、一つは人気商品の「絶品バーガー」と「カフェテリア」を掛け合わせたもの、もう一つは「ゼンショー」と「ロッテリア」の名を組み合わせたものとされています。
最初の店舗は東京・田町芝浦にオープンし、旧ロッテリア店舗をリニューアルした形でのスタートでした。2024年5月時点では全国に9店舗を構えており、今後の展開にも期待が集まっています。
メニューに注目！ゼッテリアとロッテリアの味の違いをチェック
続いては、実際に味わう際の違いについてご紹介します。特にハンバーガーやポテトなど、定番メニューに違いが見られます。
バーガーはパンの形で個性が出る
注目すべき違いの一つは、バンズの形です。
- ロッテリアでは、オーソドックスな丸型バンズを使用。
- ゼッテリアでは、コッペパンのような楕円形のふわっとしたバンズが特徴です。
ゼッテリアのバンズはほんのり甘く、チーズとの相性が良いように設計されています。一方、ロッテリアのパティは胡椒が効いており、肉本来の風味が楽しめる仕様です。
「絶品バーガー」という同名商品が両ブランドに存在していますが、広報によれば中身は完全に異なるとのこと。食べ比べをしてみるのも面白いですね。
ポテトの食感も違いがくっきり
サイドメニューの代表格であるポテトにもそれぞれ個性があります。
- ロッテリア：柔らかめで素朴な味わいのポテト
- ゼッテリア：細くカリッとした食感を重視したタイプ
ゼッテリアのポテトは「外はパリパリ、中はホクホク」と好評で、食感重視の方には特におすすめです。
限定メニューで差がつく！
季節ごとの新作にも注目です。両ブランドともに限定商品を出していますが、ゼッテリアではSNSで話題になるようなユニークな新作が続々と登場しています。
新しい味にチャレンジしたい方には、ゼッテリアのほうが楽しみが多いかもしれません。
どちらのブランドも魅力的ですが、バンズやポテトの食感、新メニューの豊富さなど、選ぶポイントはたくさんあります。気になる方はぜひ両方試して、自分の“推しバーガー”を見つけてみてはいかがでしょうか？
メニューや価格から見る両ブランドの違いとは？選ぶ際のヒントをご紹介
ゼッテリアでしか味わえない個性派メニュー
ゼッテリアには、ロッテリアにはないユニークなラインナップが揃っています。
- 絶品ミートソースバーガー
- 絶品オレンジチキンバーガー
- 絶品グランバーガーシリーズ
この他にも、ゆずレモンソーダやロングチュロといったオリジナリティのあるドリンクやスイーツが魅力。カフェのような雰囲気を取り入れており、食事だけでなく、ちょっとしたブレイクタイムや簡単な打ち合わせにもぴったりです。
食感と味わいの違いを比較
ロッテリアの「絶品チーズバーガー」は、ボリューム感と味の濃さで定評があります。
一方で、ゼッテリアの絶品シリーズは、軽やかな味付けと食べやすさを重視したスタイル。ガッツリよりも軽食感覚で楽しみたい方や、女性にとっては特にちょうどいいボリュームかもしれません。
値段はどちらが手頃？
価格に注目してみると、例えば絶品チーズバーガーは以下の通り。
- ゼッテリア：390円（単品）
- ロッテリア：440円（単品）
全体的に、ゼッテリアの方が若干リーズナブルな価格設定となっています。
ただし、「どちらかが極端に高い・安い」ということはなく、ほぼ同等の価格帯と言えるでしょう。
以下は代表的なバーガーの価格比較です：
ロッテリアの主なバーガー価格
- ハンバーガー：220円
- チーズバーガー：240円
- 絶品ビーフバーガー：390円〜
- 絶品チーズバーガー：440円〜
ゼッテリアの主なバーガー価格
- ハンバーガー：290円
- チーズバーガー：340円
- 絶品チーズバーガー：420円
- 絶品てりやきバーガー：420円
店舗の雰囲気から見る自分に合ったお店の選び方
店内の空間設計に注目
ゼッテリアの店舗は、明るく開放的なレイアウトが特徴で、テーブル席も多く配置されています。
落ち着いて食事や会話が楽しめる空間づくりがされており、フェアトレードコーヒーの導入など、カフェとしての機能も重視されています。
さらに、ドリンクのMサイズは他チェーンのLサイズに匹敵するボリューム感があり、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。
出店場所の違いも重要な要素
現段階ではゼッテリアの出店数は限られており、主に都心や主要駅近辺に集中しています。
対してロッテリアは全国展開しており、地方都市や郊外にも多くの店舗があるため、アクセスしやすさではロッテリアに軍配が上がります。
出先で気軽に立ち寄りたい場合には、ロッテリアの方が便利でしょう。
こんな人におすすめ！それぞれの魅力を整理
それぞれの特徴を踏まえて、こんな方におすすめです。
ロッテリアが合っている人
- お肉の味をしっかり楽しみたい
- 昔ながらの丸いバンズが好き
- ホクホク系ポテトが好み
- どこでも同じ味を安心して楽しみたい
ゼッテリアが向いている人
- チーズや甘めのバンズが好き
- パリパリ食感のポテトが好き
- 店内でのんびり過ごしたい
- 新しいメニューやカフェ的な雰囲気を楽しみたい
今後の展開と注目ポイント
ゼッテリアとロッテリアは、共通の背景を持ちながらも、異なる個性で展開されています。ゼンショーグループによる新ブランド「ゼッテリア」は、ロッテリアの長年培ってきたノウハウと新たな戦略が融合したブランドです。
現在（2024年5月）時点では全国で9店舗とレアな存在ですが、今後はさらに店舗数が拡大し、ロッテリアのリブランドや新規出店が進んでいくことも予想されます。
また、ロッテリアが海外にも店舗展開している中で、ゼッテリアが国内ブランドとしてどんな方向性を見せるかも見どころです。
結びに：あなたの“推しバーガー”を探そう
同じハンバーガーチェーンでも、細部には大きな違いがあるものです。
機会があれば、どちらのお店も訪れて味や雰囲気を比べてみると、自分にぴったりの“お気に入り”が見つかるかもしれません。ぜひ、食べ比べて違いを楽しんでみてください！
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
