「ヤマト運輸株式会社」の名前を使用した「配送先住所訂正のお願い」という件名のメールが送られてきたとの報告があります。
このメールは正規のものなのか、それとも詐欺の手口の一つなのか? この問題について詳しく見ていきます。
主な内容としては、「ヤマト運輸株式会社」の名前を不正に使用した「配送先住所訂正のお願い」メールの実際の状況です。
2024年12月23日の情報では、この種のメールが受け取られているとのことです。
「配送先住所訂正のお願い」の本文です。
「配送先住所訂正のお願い」
ヤマト運輸をご利用いただきありがとうございます。
配達住所に誤りがあったため、荷物が配達できませんでした。
再配達を行うために、添付のQRコードをスキャンさせようとしています。
主な警告点として、「ヤマト運輸」からの「配送先住所訂正のお願い」メールには、疑わしい点が複数指摘されています。
・メールアドレスが「ヤマト運輸」とは無関係であること
・同じ送り状番号が繰り返し使用されていること
詳細な警告では、「ヤマト運輸」の名を騙ったメールの疑わしい点として、メールアドレスが「ヤマト運輸」関連ではないという事実が挙げられています。
怪しいメールでは、「no-23@jb4.so-net.ne.jp」というアドレスが使用されています。
「ヤマト運輸」が通常使用するメールドメインは次のとおりです。
@kuronekoyamato.co.jp
@ml.kuronekoyamato.co.jp
@ml2.kuronekoyamato.co.jp
例として、「mail@kuronekoyamato.co.jp」が「ヤマト運輸」の正規のメールアドレスです。
これらのドメイン以外からのメールは、「ヤマト運輸」の名を騙った詐欺メールである可能性が高いです。
「@kuronekoyamato.co.jp」のドメインがスパムメールに使われることも報告されています。
詐欺手口が巧妙化しているため、ドメイン名だけで真偽を判断することが難しくなっています。
ヤマト運輸「配送先住所訂正のお願い」メール、送り状番号の不審な使用について

ヤマト運輸からの「配送先住所訂正のお願い」メールに関して、もう一つの疑問点は【送り状番号の使い回し】です。
記載されている送り状番号が、表面上は正式なものに見えますが、複数の事例で同じ番号が使用されていることが判明しています。
通常、送り状番号は各荷物に一意の番号が割り当てられ、これが荷物追跡の主要な手段となります。
送り状番号が繰り返し使われている事実から、詐欺行為の可能性が疑われます。
送り状番号を確認する際は、以下の公式手段をご利用ください。
公式サイトURL: https://www.kuronekoyamato.co.jp/
【送り状番号の確認手順】
- 公式サイトまたはアプリを開きます。
- 「荷物のお問い合わせ」または「追跡サービス」を選択します。
- 受け取った送り状番号を入力し、検索します。
- 表示された配送状況を確認します。
【確認する際の注意点】
●実際の配送情報と一致しているか確認します。
公式サイトでの詳細を確認し、自身の記憶と照らし合わせます。
●番号が無効である場合は、詐欺の可能性が高いと警戒します。
●同じ番号が他人にも送られているかどうかを確認します。
知人と情報を共有し、番号が一致する場合は詐欺の可能性があります。
●通常と異なる荷物の再配達要求や、記憶にない荷物に関するメールは疑問を持つべきです。
詐欺メールの見分け方①送信元の確認
詐欺メールを識別する最初のステップは【送信元の確認】です。
特にPCを使用している場合、メール内のリンクにマウスカーソルを合わせて、表示されるURLが信頼できるものかどうかを確認してください。
公式のウェブサイトのドメインと異なるURL(例: 「.ru」「.xyz」)が含まれている場合や、URLが短縮されている(例: bit.lyやt.co)場合は、そのメールは詐欺の可能性が高いと判断してください。
不審なURLは絶対にクリックしないでください。
詐欺メールの見分け方②内容に違和感がないか確認

詐欺メールを見分ける次の方法は「内容に違和感がないか」の確認です。
詐欺メールには不自然な表現や怪しい情報が含まれていることがあります。
・個人情報の要求
・文法の不自然さや誤字脱字
・焦らせる内容
クレジットカード番号や暗証番号を要求する内容や、不自然な日本語の使用は詐欺の警告信号です。
また、「本日中に確認が必要です」「期限内に対応しない場合は荷物が返送されます」といった急かす内容も詐欺の特徴です。
詐欺メールの識別方法③リンク先確認の重要性
クリックする前に、リンクが正規のものかどうかを検証しましょう。
PCを使用する際には、リンクにマウスカーソルを合わせ、表示されるURLを確認します。
非公式サイトのURL(例:「.ru」「.xyz」など)が表示された場合、詐欺のリスクが高まる可能性があります。
また、URLが短縮されている場合(例:bit.lyやt.co)、さらに注意が必要です。
通常、正規の配送会社は短縮URLを使用しません。
不審なメールのリンクはクリックしないことが重要です。
詐欺メールの見極め方④送り状番号の検証
詐欺メールを見極める四つ目の方法は送り状番号の検証です。
詐欺師は関連性のない送り状番号を使用して信用を偽装することがあります。
同じ番号が複数の人に使用されていないかを確認しましょう。
ヤマト運輸の公式サイトで番号を入力し、追跡結果を確認します。
追跡不能な場合は、詐欺である可能性があります。
まとめ「ヤマト運輸」からの「配送先住所訂正のお願い」メールの真実
今回は、「ヤマト運輸」から送信される「配送先住所訂正のお願い」メールが詐欺である可能性について解説しました。
詐欺メールを見抜くには、送信元、内容、リンク先、送り状番号を注意深くチェックすることが必須です。
何か怪しいと感じたら、自分でヤマト運輸の公式サイトや発送元に直接確認することが推奨されます。
怪しいメールには慌てず、冷静に対応することが重要です。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。