日本シリーズの2024年版のルールと引き分けに関する規定を探求しましょう。
プロ野球のクライマックスである日本シリーズが今年も開催されます。
今シーズンの日本シリーズは「標準的なルール」が適用されます。
当然、引き分けや試合の行き詰まりが発生した場合の対応も、従来のルールに基づいて行われます。
第7戦までに決着がつかなかった場合には第8戦を戦うこととなり、特別な規則が施行される点も変わりありません。
ここで、2024年の日本シリーズで第8戦が行われる場合の特別なルールを詳しく説明します。
【2024年 日本シリーズ日程】
●第1戦 横浜スタジアム
10月26日(土)18:30~
●第2戦 横浜スタジアム
10月27日(日)18:00~
●第3戦 みずほPayPayドーム福岡
10月29日(火)18:30~
●第4戦 みずほPayPayドーム福岡
10月30日(水)18:30~
●第5戦 みずほPayPayドーム福岡
10月31日(木)18:00~
●第6戦 横浜スタジアム
11月2日(土)18:00~
●第7戦 横浜スタジアム
11月3日(日)18:00~
2024年日本シリーズの引き分けの取扱い及び第8戦以降の特別な規定について

2024年の日本シリーズで引き分けが発生した場合、12回までの延長戦が実施される予定です。
それでも勝敗が決まらない場合は引き分けとされ、第7戦で勝敗が決まらない可能性が出てきます。
どちらかが4勝を上げるまで、日本シリーズは終了しませんので、決まらなかった場合は第8戦がその翌日に行われます。
また第8戦では、9回で勝敗が決しない場合は、どちらかが勝つまでくり返される延長戦へと突入します。
両チームが第8戦までに3勝ずつを記録している場合、その試合が優勝決定戦となります。
第8戦は、前戦と同じ球場で行われ、2024年はセリーグのホームである横浜スタジアムで開催されます。
第8戦ではDH制がなく、セリーグのホームの利点がDeNAに有利に働きます。
さらに、延長回数に制限がなく、タイブレークも適用されません。
例外的な状況(1975年のように引き分けが2回発生するなど)が生じない限り、この試合で日本一が決定されることでしょう。
もし第8戦終了後に両チームも4勝に満たない場合が発生し、第9戦が必要となるならば、移動日を設けた後、パリーグの本拠地であるみずほPayPayドーム福岡で開催されます。
試合が増えることはファンにとっては楽しみですが、選手やファンには疲労が蓄積することも考えられます。
日本シリーズの結果は、プレミア12やストーブリーグ、選手のオフ期間にも影響を及ぼすことが予想されます。
やはり、第7戦までに日本一が確定することが理想的です。
次は、過去の日本シリーズでの引き分け事例を検証します。
日本シリーズの引き分け事例〜過去の記録〜

日本シリーズの歴史では、これまでに合計9回の引き分け試合(1975年には2回)が記録されています。
それぞれの試合について詳しく見ていきましょう。
●1953年
読売ジャイアンツと南海ホークス(現在の福岡ソフトバンクホークス)の第3戦。
●1957年
西鉄ライオンズ(現在の埼玉西武ライオンズ)と巨人の第4戦。
●1962年
東映フライヤーズ(現在の北海道日本ハムファイターズ)と阪神タイガースの第3戦。
●1975年
阪急ブレーブス(現在のオリックス・バファローズ)と広島東洋カープの間で行われた試合で、この年には第1戦と第4戦の2回の引き分けがありました。
●1986年
埼玉西武ライオンズと広島東洋カープの第1戦。
●2010年
千葉ロッテマリーンズと中日ドラゴンズの第6戦。
●2018年
福岡ソフトバンクホークスと広島東洋カープの第1戦。
●2022年
オリックス・バファローズと東京ヤクルトスワローズの第2戦。
特に巨人は2度の引き分けに関わっており、注目すべき事実ですね。
また、1975年に一度だけ一年に2回の引き分けがありましたが、幸い第8戦まで延長することはありませんでした。
日本シリーズで引き分けが起こることは、意外にも珍しいことではないのです。
1986年には西武と広島が対戦し、この試合が第8戦にまでもつれた唯一の例です。
その試合には、西武からは清原和博、秋山幸二、工藤公康、渡辺久信などの選手が参加し、対する広島からは達川光男、衣笠祥雄、小早川毅彦、山本浩二といった名選手たちが名を連ねました。
最終的には第8戦を制した西武が日本一に輝きました。
当時の引き分け規定では「試合時間が4時間半を超えた場合に引き分け」という、現在では考えられないルールが適用されていました。
以降、変更が繰り返され、現在は12回までとなっています。
引き分けにより試合数が増えることは選手にとって負担が大きいですが、メジャーリーグのワールドシリーズのように1試合が長引くことも大変です。
日本シリーズ、過去に引き分けがあって第8戦まであったんじゃないかな?
— スペ子👽 (@swvenus2017) November 4, 2023
と思って調べたら、1986年の西武vs広島がありましたね。
史上初な上に、この年以降はないとの事。
今回もかなり接戦で目が離せないです。
写真は山本浩二選手(当時 pic.twitter.com/kEJV0y3QDj
日本シリーズでの引き分け時のプロ野球ファンの反応
興味深いことに、ファンの間でもSNSで第8戦の話題がよく挙がっています。
自分は当時11歳。
— 青獅子・あおしし (@hkdPzohE3PJMCwa) February 14, 2024
1986年日本シリーズ西武、広島第8戦
秋山幸二さんのバク宙ホームイン
から西武ライオンズファンになりました🙋♂️
#ライオンズファンになったきっかけの選手 pic.twitter.com/s01zjnVXVJ
緊迫した試合展開はファンからの高い評価を受けており、2018年の福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの第1戦も非常に熱い反応がありました。
日本シリーズ第2戦は、延長12回引き分け。
— BAR JUNK@北千住(カジュアル&遊びBAR) (@junk_2022) October 23, 2022
ヤクルト1勝1分
試合は5時間越え!
日本シリーズ通算9回目の引き分け#日本シリーズ #日本シリーズ2022第2戦 #延長12回 pic.twitter.com/I5xZOyHM1a
2022日本シリーズのヤクルトの何処が凄いかって、
— MatOl (@fucklt_swallows) October 28, 2023
第1戦 先発山本 5得点勝利
第2戦 9回裏3点差から内山壮真奇跡の同点3ラン 引き分け
第3戦 先発宮城 7得点勝利
この流れから4連敗して負ける所なんだよね。
まとめ|2024年の日本シリーズでの引き分けの取扱い
2024年10月26日に開始される日本シリーズでは、DeNAが有利なルールが設けられていますが、パリーグからは圧倒的な強さを誇るソフトバンクが挑んでいます。
両チームが第8戦にもつれ込む可能性も考えられます。
ソフトバンクはその強さを日本シリーズでも示し、日本一になる可能性が高いですが、DeNAも下剋上の勢いで挑んできます。
最終的にどちらが勝利するか、ファンとしては最後まで熱く応援しましょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。